5G、VR、アバター・・・とさまざまなテクノロジーについて見てきましたが、今回はホログラムについてまとめました。「そもそもホログラムって何?」の素朴の疑問から「ホログラムがどう影響を与えるのか?」という疑問までしっかりと見ていきます。
<目次>
そもそもホログラムとは?
簡単に言うと、立体的な写真/映像のことです。カメラとかでとる写真が2D(二次元)であるのに対し、ホログラムは3D(三次元)の像を記録する技術です。
アニメとかのホログラムはホログラム映像のことを指していることが多くて、もともとの意味とは少し変わってきます。
そして、アメリカの大学(クイーンズ大学)ついに、世界初のホログラフィックビデオ会議システムを開発ししたそうです。ようやくスタートラインに立った感じです。
これから、ホログラムが進歩していき、普及していったらどのように私たちの日常は変わっていくのでしょうか?
ホログラムが私たちの未来を変える。
生活面
地図
ホログラムによって地図の利便性が向上すると思います。
今でも、グーグルアースのような3Dの地図はありますが、あくまで画面内のお話です。それが実際に目の前に飛び出てくる。こんなにわかりやすいものはないでしょう。
実際のお店の距離感などもわかりやすくなったり、実際に自分の視点と重ねて、道順を示してもらえば迷うことはなくなると思います。また、もうすでにグーグルアースなどでデータは集めてあるので、地図専用の技術が開発されれば、実用まではすぐだと考えています。
さらに、建物内の構造も一段とわかりやすくなります。あるショッピングモールの館内マップを見ても、平面で分かりづらいものが多いと思うのですが、ホログラムを用いることによって、お店の雰囲気からトイレなどの細かい設備までもが3Dで見えるようになります。
部屋
部屋の家具の色や模様、デザインなどがその日の気分で変えられるようになります。無地のシンプルな家具さえあれば、ホログラムを使うだけで、実際の家具の場所や大きさに合わせた映像を映し、好きな部屋の内装で過ごすことができます。
その日の気分によって、モノクロのシックな感じの部屋にしたり、落ち着いた色を基調とした部屋にしたりと内装を変えられるのもいいですね。
ゲーム
これは一番身近かもしれません。もうすでにポケモンgoのようなARを駆使したゲームも存在しますし、ホログラムを使ったゲームも必ず登場するでしょう。
広大な敷地を使った巨大ホログラム施設なんてできたら面白そうですね。敷地内がすべてモンハンのマップで様々なモンスターを討伐していくようなゲーム。ぜひとも実現してほしいものです。
ショッピング
服とかがわかりやすいと思います。今のネットショッピングは大変便利なのですが、商品の実物を見れないという難点も抱えています。ホログラムを使うと、その難点も解決できるのではないでしょうか。
商品が目の前に飛び出してきて、実物に近い感覚で見ることができる。実際のサイズ感や、画像では伝わりきれなかった雰囲気などお店に行かないとわからない情報を得ることができます。もちろんお店に行くと店員さんのアドバイスが聞けたり、流行の話ができるなどの良いこともありますが、お店に行かなくてもちゃんと吟味できて服を購入できるようになります。
仕事面
テレビ会議
テレビ会議が爆発的に広まると予想しています。今のテレビ会議では映せてせいぜい肩より上の上半身まで。それがホログラムを使うことによって、全身映せるようになり、より「そこに人がいる」感覚に近くなります。
人間は思っている以上に、様々なことを無意識に感じ取っています。声だけよりも顔と声。顔だけの電話よりも直接会って話す。実際に会う方が、声だけとか、テレビ電話より相手から受け取れる情報は多いです。
同僚なら、意思疎通が図りやすくなり、営業相手なら、先方が抱えている本質的な問題などをしぐさ微妙の顔の表情から読み取ることができた入りなど利点がかなり多いです。ですので技術が実用レベルまで進めば広まると予想しています。
講演会・テレビ出演
使い方はテレビ会議と同じです。講演会の会場に自分のホログラムを映してもらう。自分は自宅なりで自分の姿を映しながら話す。
自分の全身の姿を映すので現在行われている講演会と変わらないクオリティでできるようになり、さらに講演会場にいく必要がなくなるので、移動費の削減と時間の節約にもつながります。
テレビ出演も全く同じです。10年後くらいには朝のニュースが全員ホログラムでタレントやアナウンサーはリモートワークに代わっているかもしれません。
アバター×ホログラム
以前紹介したアバター技術と掛け合わせても面白いかもしれません。ホログラムで映すのが自分の姿なのかもしくは自分のアバターなのか。それを選択できるというだけでも人間の活動の可能性は大きく広がります
まとめ。
いかがだったでしょうか?ホログラムが日常を変えていく。もうすでにARのようなテクノロジーが広まっているので想像しやすかったのではないでしょうか?やはり、日常を変えていくテクノロジーは胸がおどりますね。
テクノロジーの進歩のよって必ず働き方も変わっていくので、ぜひニュースをチェックしながら自分に合った働き方を見つけていってもらえると嬉しいです。