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今だからこそ紙がいい。アンチデジタル化のすすめ

今、電子書籍やスマホでのメモなどによって紙に直接触れることが減ってきてしまっています。今回はそんな紙離れが進んでいる中、あえてデジタル化をしないメリット、つまり紙を使うことのメリットをご紹介していきたいと思います。

私も、以前はスマホのメモ機能などでアイデアをまとめることが多かったのですが、最近では紙にメモをするようになりました。(正確に言うと、紙とスマホ・パソコンでのメモを使い分けているのですが)科学的な面から見ても、紙にメモすることのメリットは証明されています。今回は、科学的な面からの理由経験的な面からの理由を紹介できればと思います。

脳の活性化

学生時代、英単語や漢字を覚える際、ただ読むだけよりも実際に書いてみたり、発音してみたりした方が覚えやすかった経験はありませんか?

「書く」という動作を伴うだけで見るだけよりも脳が活発になります。これを利用したのがアクティブラーニングで、ただ見るだけよりも実際に書くことによって記憶力が約2倍ほどになります。

受験期は覚える単語量が膨大であり、いくら記憶力が2倍になるからといっても、一つの単語に使う時間が書くことによって2倍以上かかっていたら効率が落ちてしまうので一概に書いて覚えろとは言いませんが、大人になった今では覚えることが膨大ということはあまりありません。むしろ「考える」ことが多くなりただ単に「覚える」ということは少ないです。となれば書いて覚える方が効率的ですよね。集中力にも限度があるので、覚えるための時間をできるだけ削り、考えることに時間を使いましょう。

紙の感触

紙に書く場合、さまざまな情報が脳に伝わります。紙に引っかかるあの感じ、紙の質感、紙のにおい、鉛筆のにおい、インクの香り、抑えている指と紙のふれあい、カリッカリと聞こえるあの音。そういった情報が無意識に脳に刻まれます。プラスアルファの印象として脳が記憶し、それが記憶の定着・引き出しに役立ったり、脳の活性化につながります。この利点はスマホやタブレットなどでは得難いものです。最近少し使われているスタイラスペンでも味わえないものばかりです。

アイデアが浮かびやすい・発想力が上がる

ある大学で、新しいテニスの技法の提案をしてもらうという実験を行ったそうです。同じ時間で、紙にアイデアを書き出してもらう人達と、スマホなどのデジタル機器にメモしてもらう人達の二つのグループに分けてアイデアを提案にしてもらったところ、紙に書いてもらった人達の方が前頭葉に流れる血液が活発になり、アイデアが多く浮かんだそうです。この実験結果から考えるとスタイラスペンでも効果はありそうですね。

また、実際に紙に書きだすと、一つのアイデアと他のアイデアをつなげやすくなり、思いもしなかった意外な組み合わせが生まれることもあります。ただのアイデアの羅列になりがちなスマホなどのメモと大きく違う点です。

単純にアイデアをデータとしてまとめる場合はパソコンなどでまとめた方が整理などはしやすく、他人との共有はしやすいですが、それは羅列するだけであってアイデア同士のつながりを見つけづらいものとなってしまいます。データではなく、「考える」という行為が入るのであれば紙に書きながらまとめる方が良いでしょう。

不安がなくなる

<仕事のための睡眠法!~入眠編~>でも書きましたが、考えていることを紙に書き出すことによって得たいのしれない不安が小さくなったり解消されたりします。実際に文字に起こすと自分が考えていることがわかるようになります。案外、自分が考えていることは自分でも把握できてないものです。

人は自分が把握できていないことに恐怖や不安を覚える習性があります。文字に起こすと、不安なことが客観的にわかり、得体のしれない不安の正体がわかります。その不安の根本的な解決にはならないですが、正体がわかるだけでも大分不安は和らぐことでしょう。

デジタル化もできる

デジタルのいい面として共有がしやすいところがあります。紙でのデータはどうしても共有がしにくいです。まだパソコンなどがなかった時代、人が文書を運んだり、伝書鳩を使って運んでいたりしていました。そんなことをしていたら何日かかるかわかりません。

現代では、パソコンなどの機器が普及し、ネットワークの設備が整っており、デジタル化された情報は一瞬で共有できます。これがデジタルの強みなのですが、最近では紙に書いた文字をスマホなどで簡単にデジタル化できるようになりました。アイデアを紙にまとめそれを写真にとりデジタル化し、仲間に共有する。そんなことも可能ですので、わざわざ最初からパソコンでまとめる必要はありませんね。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回は大きく紙媒体の見方をしましたが、デジタルのいい面ももちろんあります。実際に私もパソコンでアイデアをまとめるときもあります。どちらがより優れているということを言いたいわけではなく、紙にもいい面があるし、デジタルにもいい面がある。ただ、紙の良さを知っている人が少なくなりつつあるので、こんな良さがあるんだよ、と伝えたかっただけです。この記事を読んで少しでも紙の良さに気づいてもらえれば大変うれしく思います。